湯沢市スノーバレー大会 HP管理人による戦評?


優 勝」 OH!杉の子 チーム(佐藤真哉、吉田昌平、永島義治)
 初戦の相手は今大会最長身の192センチの選手を要する湯沢高校OBチーム。序盤、佐藤はすべて左手でスパイクを打つなど、タイミングが計れず、雪上になれるまでは相手に合わせる試合運びとなった。中盤から、やっと右手でスパイクを放った佐藤をきっかけに、雪上での感覚が戻ったのか、徐々に点数を離し、初戦をものにした。
 準決勝では同じチームメイトのZAPPAJIRUとの対戦だった。早いコンビバレーに苦しめられ、リズムをつかめず、勝機が見えない展開。随所に永島の好レシーブや吉田のブロックがでるが、点差が縮まらない。終盤までもつれるも、相手のサーブミスから流れを取り戻し、26対24で勝利した。
 決勝ではまたも同じチームメイトのスノーボーイズとの対戦。試合前からスノーボーイズには勝てないだろうと3人は思い込んでいた。しかし、序盤は競るも、中盤から最年長吉田のどこまでもボールを追っていく執念と熱いハートがチームを奮起させ、流れを呼び込む。この流れを最後まで離さなかった杉の子が勝利し、優勝をものにした。

※永島の安定した守備から攻撃を仕掛ける



「準優勝」 スノーボーイズ(押切広幸、伊藤靖隆、太田雄太)
 初戦は稲川倶楽部(稲川中学校バレー部)との対戦。押切と太田の鋭いスパイクが何度も炸裂し、あっという間に決着をつけた。
 続く準決勝は強豪岩手県のマスターピースAチーム。インドアではライバル同士。雪上でも東北NO.1を争う戦いが始まった。中盤までは常に競った展開。押切、太田の攻撃や伊藤のブロックで徐々に点差を開くも、終盤、相手のエースが意地を見せ、次々とスパイクを決めていく。押切が2本連続ブロックされるなど、相手も本領を発揮してきた。しかし、中盤に作った点差が貯金となり、リズムを失いかけたものの、勝利をものにした。
 決勝戦は杉の子チームとの対戦。VC秋田屈指の技巧派アタッカー2名をそろえるスノーボーイズだが、相手の気迫におされ、徐々にスパイクが決まらなくなる展開。ここからリズムが狂い、立て直しがきかなかった。最後までそのリズムを修正できず、杉の子チームに敗れてしまった。来年こそはこの雪辱を果たす!

※変幻自在に打ち分ける押切のスパイク



「第3位」 ZAPPAJIRU(新城翔一、大日向進、市川雅人)
 初戦は、強豪岩手県のマスターピースBチームとの対戦。VC秋田のメンバーは誰もがZAPPAJIRUはマスターピースに勝てるわけがない・・・と思っていた。しかし前評判を覆す脅威の強さで、さらにはスノーバレーでは前人未踏のスピードバレーを展開し、初戦突破を果たした。
 続く準決勝、杉の子チームとの対戦。新城のクイックを中心に大日向が展開するスピードバレーで相手を翻弄、常にリードしていく。中盤、市川の時間差攻撃で観衆を魅了すると、点差も一つ抜け出す展開となる。ところがその後、サーブミスが続き、反則とされているフェイントを次々と出してしまう。自らのミスで流れをものにできず、24対26で敗れた。しかし、この3人は言っていた。うちらが一番強かった・・・と・・・。来年リベンジを誓った。

※前人未踏!雪上でのダブルクイック

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